高血圧でも夏は塩分補給?必要な人・不要な人
- 横田 甚

- 7月27日
- 読了時間: 2分
更新日:7月31日

0.5gと1.5g。同じ500mLでも、飲み物によって塩分量は違います。 高血圧で減塩中の方は、夏に何を補えばよいか迷うところです。
普段は減塩を続け、大量に汗をかいた時だけ塩分も補うのが基本です。
暑い日はなぜ血圧が下がるの?
気温が1℃上がると、上の血圧は約0.4mmHg、下は約0.28mmHg低下した国内研究があります。10℃の気温差なら、上の血圧で約4mmHgに相当します。
暑くなる ↓ ① 熱を逃がすため血管が広がる ② 汗と一緒に水分・塩分が失われる ↓ 血圧が下がりやすくなる
国内4,267人の研究でも、夏の家庭血圧は朝・夜とも他の季節より低くなりました。ただし個人差があるため、自己判断で薬を減らさず、朝晩の血圧を記録しましょう。 ※気温による数値は、気温10℃以上の期間を解析した結果です。
塩分補給が不要なのは?
3食取れている・室内中心・外出が短時間・汗が少ない方です。
通常の食事から必要な塩分を取れているため、夏も食塩1日6g未満を続けます。
補給品 | 食塩相当量の目安 |
塩あめ・塩分タブレット | 代表例で1粒約0.12g |
スポーツドリンク500mL | 約0.5~1.0g |
経口補水液500mL | 約1.5g |
商品差があるため、必ず「食塩相当量」を確認してください。
塩分も補ったほうがよいのは?
炎天下での長時間作業・衣服がぬれるほどの発汗・発熱・嘔吐・下痢がある時です。
大量に汗をかいた時はスポーツドリンク、脱水症状がある時は経口補水液など、一時的に使い分けます。普段の飲み物には水やお茶を選びましょう。
フロセミドなど尿を出す薬を服用中の方、腎臓病や心臓病の方は、補給方法を主治医に確認してください。
当院での対応
井高野・東淀川区の横田クリニックでは、夏の血圧や水分・塩分補給について、腎臓内科専門医(副院長)が確認します。 ✆06-6340-4158 診療:月・火・水・金・土 / 休診:日・木
監修:副院長 横田 甚(腎臓内科専門医) 出典:日本高血圧学会「減塩しながら酷暑を乗り切る!!熱中症を防ぐ6か条」/Hozawa A, et al. Clin Exp Hypertens. 2011;33:41-46./Narita K, et al. Am J Hypertens. 2020;33:620-628.



