降圧剤、飲むタイミングって重要?
- 横田 甚

- 5 時間前
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朝の血圧が高いから、薬を全部夜に替える? 朝だけ血圧が高く、飲む時刻を迷っている方へ。 時刻を変える前に、朝の血圧が高い理由を一緒に確かめましょう。
朝の血圧が高くなりやすいのは、なぜですか?
目覚める前から、体は活動の準備を始めます。交感神経(体を活動モードにする神経)が働き、血圧は自然に上がります。
ただし、朝だけ高い理由は一つではありません。睡眠不足、飲酒、塩分のとり過ぎ、いびきによる睡眠時無呼吸、薬の効き方などを確認する必要があります。
原因は、どうやって探しますか?
まず朝晩の家庭血圧を5〜7日分確認します。いびきや日中の眠気があれば睡眠時無呼吸を調べ、尿中ナトリウムから食塩摂取量を推定することもあります。
「薬が朝まで効いていない」のか、「睡眠や塩分が影響している」のかで、対策は変わります。腎機能や服薬内容も合わせて見ます。
夜に飲めば、脳卒中や心筋梗塞を防げますか?
朝と夜の服薬を比べた大規模研究では、心筋梗塞・脳卒中などの起こりやすさに明らかな差はありませんでした。朝が高いからと、全員が夜に替える必要はありません。
薬をすべて夜に替えると、何が困りますか?
フロセミドなどの利尿薬(尿を出しやすくする薬)を夜に飲むと、夜間の尿意で眠りが妨げられることがあります。夜中に何度も起きると、転倒や翌朝のだるさにもつながります。
横田クリニックでは、生活に合わせて1日1回で続けやすい服薬を大切にしています。朝食後に忘れず飲める方なら朝、生活リズムや薬の種類によっては夜、というように個別に考えます。
相川・摂津市別府から朝の血圧や服薬時刻について相談される方も、血圧手帳とお薬手帳をお持ちください。 監修:副院長 横田 甚(腎臓内科専門医) 出典:日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」/TIME Study(Lancet, 2022)/BedMed試験(JAMA, 2025)


