風邪薬で血圧が上がる?市販薬の落とし穴

風邪薬を飲んだ後、血圧が高くなった気がする。 血圧の薬を飲んでいる方へ。 買う前に「痛み止め・鼻づまり薬・漢方」を確認しましょう。
痛み止めで、なぜ血圧が上がるの?
ロキソニンS:発熱や頭痛などに使われる
イブプロフェン:一部の風邪薬や痛み止めに含まれる
これらは腎臓の血流や、塩分・水分の調整に影響します。繰り返し使うと、血圧が上がったり、血圧の薬が効きにくくなったりすることがあります。腎臓病がある方や、水分をとりにくい時は特に注意が必要です。
鼻づまり薬も、血圧に関係するの?
プソイドエフェドリン:鼻づまりを和らげる成分です。鼻の血管を縮めて通りをよくしますが、血圧を上げることがあります。高血圧の方が服用できない製品もあるため、箱の注意書きを確認してください。
漢方なら安心じゃないの?
「漢方なら体にやさしい」と思いますよね。しかし、甘草(かんぞう)は血圧上昇を起こすことがあります。
葛根湯:風邪のひき始めなどに使われる
芍薬甘草湯:こむら返りなどに使われる
補中益気湯:だるさや食欲低下などに使われる
甘草は塩分と水分を体にため、カリウムを減らすことがあります。複数の漢方を一緒に飲む時も注意が必要です。
買う前に、どこを見ればいい?
「成分」と「使用上の注意」の2か所です。高血圧・心臓病・腎臓病の記載があれば、薬剤師にお薬手帳を見せて「血圧の薬と一緒に飲めますか?」と聞きましょう。血圧の薬を自己判断で増減するのは避けてください。
相川・摂津市別府からご相談の方も、血圧の記録と市販薬の箱、または写真をお持ちください。 監修:副院長 横田 甚(腎臓内科専門医) 出典:医薬品医療機器総合機構(PMDA)「重篤副作用疾患別対応マニュアル:偽アルドステロン症」/日本高血圧学会「高血圧管理・治療ガイドライン2025」/各製品添付文書



